パパの気づき 「ママのこと、ちゃんと見てあげてね」って言われた夜。 【パパの悩み日記 vol.33】「ママのこと、ちゃんと見てあげてね」娘がそう言ったのは、僕が「ママは?」と聞いたときだった。「ママはね、ちょっと つかれてるの」そう言いながら、娘はリビングに転がっていた毛布をそっと持って行った。まだ2歳11... 2025.07.12 パパの気づき
パパの気づき 「ママ、笑ってないね」って言われた朝。 【パパの悩み日記 vol.32】「ママ、きょうも笑ってないね」その一言に、カチリと心の奥が鳴った。ママは笑っていなかった。いや、たぶん最近、ずっと笑ってなかった。でも、それを言葉にしたのは、僕じゃなくて、2歳の娘だった。⸻思い返せば、昨夜も... 2025.07.10 パパの気づき
パパの気づき 娘に出会って、僕は“弱く”なった。 「おかえり」「パパ、だっこ」「きょうはね…!」そんな何気ない言葉のひとつひとつが、僕の心を、毎日少しずつ溶かしていった。思い返せば──娘が生まれる前の僕は、もっと「強がっていた」気がする。感情を見せるのが苦手で、泣くなんて絶対にしたくなかっ... 2025.07.05 パパの気づき
パパの決意 父になるって、何回も「迷うこと」だった。【パパの悩み日記・第30話】 2025年6月某日、夜。娘が眠ったあと、ふとスマホの写真フォルダを見返していた。おむつ姿で笑ってる写真。はじめて立った日。走って転んだとき。そして──パパの胸に抱かれて、泣きながら眠る赤ちゃんの娘。「このとき、俺、なに考えてたんだっけ」そん... 2025.06.30 パパの決意
絵本と育児 にっこり、おつきさま。夜のやさしさが伝わる一冊。『おつきさまこんばんは』【絵本の時間 vol.9】 「こんばんは」と、やさしい声が聞こえてくるような気がした。夜の静けさに包まれた寝かしつけの時間。その日、娘に読んだのは──『おつきさまこんばんは』(作:林明子/福音館書店)。シンプルで、短くて、なのに不思議なあたたかさが胸に残る。そんな一冊... 2025.06.28 絵本と育児
絵本と育児 その“ぱりっ”が、親子の笑顔をうむ。『たまごのえほん』で生まれる、やさしい時間。【絵本の時間 vol.9】 白いたまご、ぱりっ ぱりっ──めくると現れる、かわいい“いのち”。娘がまだ1歳になったばかりのころ、初めてこの絵本を読んだ日。「ぴよぴよ」「にゅーう」……ページをめくるたびに声があがり、ページの奥からいきものが現れるたびに、その目がキラキラ... 2025.06.21 絵本と育児
絵本と育児 その笑顔、何度でも見たい。『いないいないばああそび』で毎日が“ばあ!”の連続。【絵本の時間 vol.8】 「こいぬのコロは、いない いない……ばあ!」このセリフを初めて娘に読んだのは、娘がまだ0歳の頃。寝返りができるようになったばかりで、絵本を開いてもまだ何が始まるか分かっていなかったはずなのに──その瞬間、娘はびっくりした顔のあと、くしゃっと... 2025.06.15 絵本と育児
絵本と育児 あの頃、食べることが“遊び”だった。『Sassyのあかちゃんえほん もぐもぐ』【絵本の時間 vol.7】 「もぐもぐって、かわいいね」娘が赤ちゃんだった頃、よくそんなふうに笑っていた。ばなな、にんじん、すいか……ページをめくるたびに出てくるカラフルな食べものたちに、目をまんまるくして喜んでいた姿を、今でもはっきりと覚えている。この絵本は、そんな... 2025.06.13 絵本と育児
絵本と育児 「かわいいね」の一言が、娘の笑顔を引き出してくれた。『おしえて おしえて かわいいの だあれ?』【絵本の時間 vol.6】 「かわいいの、だあれ?」そう問いかけながら絵本をめくると、娘の目がキラッと光る。まるでページの中から呼びかけられているような気持ちになるのだろうか。その瞬間、僕の目の前で娘の顔がパッと明るくなる。それは、なんでもない1日の夜。寝る前のほんの... 2025.06.09 絵本と育児
絵本と育児 からだで楽しむ絵本。『ぺんぎんたいそう』【絵本の時間 vol.5】 絵本を読む時間って、なんとなく“じっと座って静かに読むもの”というイメージがある。でも、この本に限っては、その常識が通用しない。ページをめくるたびに、体がムズムズ動き出す。声を出しながら、手を動かして、思わず一緒にジャンプまでしちゃう。そん... 2025.06.06 絵本と育児