papanonayami

パパの本音

『パパ、あしたもくる?』って聞かれた夜。

2025年4月某日。寝かしつけの時間。絵本を読み終えて、電気を消したあと、娘が布団の中から小さな声で聞いてきた。「パパ、あしたもくる?」一瞬、何を言われたのかわからなかった。でもすぐに、その言葉の意味が胸にずしんと響いた。“あしたもくる?”...
パパの気づき

いつからだろう、“ありがとう”が言えなくなったのは。

2025年4月某日。夜、ふと洗濯機の前で立ち止まった。「これ、洗濯終わってるよ」「うん、ありがとう」…そんなやりとりを、前はもっと自然にしてたはずなのに。今はどうだろう。口には出していない。心の中では思っていても、「ありがとう」という、たっ...
パパの葛藤

「パパ、できないの?」って言われた日。

2025年4月某日。「パパ、これつくって」娘がブロックを差し出してきた。何の説明もなく、いくつもバラバラのパーツを手渡される。たぶん、頭の中にはちゃんとした完成図があって、それをそのまま「パパなら作れる」と思ってるんだろう。でも、俺の頭の中...
パパの決意

娘の寝顔に、何度も救われてきた。

2025年4月某日・夜。ふと、気づけばこのブログも10記事目を迎えた。始まりは、誰にも言えない思いを、ただ吐き出す場所が欲しかっただけだった。副業が禁止されている会社に勤めながら、育児と仕事に追われて、「誰かにこの気持ちを聞いてほしい」とす...
父としての失敗

「パパなんか、きらい!」って言われた夜。

2025年4月某日・夕方のこと。その日、仕事では思うように結果が出ず、上司には小言を言われ、気づけば溜息ばかりついていた。なんとか終業時間を迎え、足早に電車に乗り込み、家に帰った。でも、帰宅した瞬間から、家の中のざわざわした空気に、心の余裕...
パパの葛藤

「パパ、あっちいって」って言われた夜。

2025年4月某日。娘に「パパ、あっちいって」と言われた。たったそれだけの言葉に、なぜか胸がぎゅっと苦しくなった。仕事でくたくたになって帰ってきた夜だった。電車の中で何度もため息をついて、ようやく家に着いて、少しでも娘の顔が見られたらと思っ...
パパの葛藤

「怒ってごめん」が言えなかった夜。

2025年4月某日。娘がごはんをこぼした。おもちゃを片づけなかった。「なんで言うこと聞かないんだよ!」仕事で疲れていたのもあって、つい感情的に怒鳴ってしまった。言った瞬間、心の中で「しまった」と思ったけど、その言葉はもう、娘の胸に届いてしま...
「ただいま」と「おかえり」

それでも、“ただいま”って言う理由。

2025年4月某日。今日は、久しぶりに仕事でガツンとやられた。小さなミスをきっかけに、上司から厳しい一言。「これだから子育て中の社員は…」そんなニュアンスを含んだ目線に、言い返す気力もなくなった。完全パワハラやんけ.....。誰にも理解され...
父として泣いた日

あの日、初めて“父親として”泣いた。

2025年3月某日。その日、娘は朝から少しぐずっていた。「なんか、だるいのかな?」と思いながらも、いつものように慌ただしく家を出て、保育園に預けて会社へ向かった。数時間後、スマホに1本の電話。「娘さん、発熱があって…すぐにお迎えをお願いでき...
パパの涙

寝かしつけたあと、こっそり泣いた。

2025年4月某日。娘が寝た。静まり返った部屋には、時計の秒針だけが、コツコツと響いている。夜の空気が、やけに冷たく感じる。疲れきった身体を引きずるようにして、リビングに戻ってきた瞬間、なぜか、ふっと涙がこぼれそうになった。⸻仕事では、今日...