2025年3月某日。
その日、娘は39度の熱を出して、保育園から急な呼び出しがあった。
会社を抜けて迎えに行く途中、電車の窓に映る自分の顔は、妙に無表情だった。
何度目だろう、こうやって早退するのは。
申し訳なさと焦りと、心配と。
全部混ざって、感情の出し方すらわからなくなっていた。

抱っこした娘の身体は熱くて、小さな手が俺の服をぎゅっと掴んでいた。
その帰り道。
ふいに娘が「パパ……きょうもありがと」と小さくつぶやいた。
信号待ちの交差点で、なぜか急に涙があふれてきた。
仕事でも家庭でも空回りしてばかりの自分を、
たった一言で救ってくれる存在がいるなんて思わなかった。

俺は父親になったんだ。
そう思ったのは、あの瞬間が初めてだったかもしれない。
「大丈夫だよ、パパがついてるから」
そう言った声は、たぶん少し震えていたと思う。
⸻
育児って、正解がわからない。
父親って、どこまで頑張れば正解なんだろう。
それでも、子どもの手の温もりだけは、
いつだって胸の奥をあたためてくれる。
⸻
もし、あなたも「父親として自信が持てない」って思っていたら。
一緒に、不器用なパパを続けていきませんか。
泣いたっていい。
それでも前に進もうとする“あなたの背中”は、きっと誰かの光です。

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