それでも、“ただいま”って言う理由。

「ただいま」と「おかえり」

2025年4月某日。

今日は、久しぶりに仕事でガツンとやられた。

小さなミスをきっかけに、上司から厳しい一言。

「これだから子育て中の社員は…」

そんなニュアンスを含んだ目線に、言い返す気力もなくなった。

完全パワハラやんけ…..。

誰にも理解されないもどかしさと、悔しさ。

心の中だけで何度も言い訳して、それでも空回りするばかり。

正直、今日は帰りたくなかった。

誰とも話したくないし、家に帰ってまた気を張るなんて無理だと思った。

でも、気づけば電車を降りて、いつもの道を歩いていた。

なんでだろう。

家に近づくにつれて足取りが重くなっていく。

玄関の前で、ひとつ深呼吸。

扉を開けて「ただいま」って絞り出すように言ったその瞬間、

奥の部屋から足音がして、娘が勢いよく飛び出してきた。

「パパ!おかえりー!」

たったそれだけのことが、胸の奥にじんわりと響く。

何もしてなくても、帰ってきただけで笑ってくれる存在。

それが、どれだけ救いになるか。

リビングに入ると、娘が真っ先に背中にくっついてきた。

「パパ、きょうもつかれた?」

「だいじょうぶ?」

心配そうな顔で、上目遣いに見てくる。

まだ言葉もつたない娘が、自分なりに気を遣ってくれる。

そのやさしさに、涙がこぼれそうになった。

家って、いつも優しい場所ではない。

夫婦で喧嘩をすることもあるし、育児にイライラする日だってある。

「ちゃんとしなきゃ」って焦れば焦るほど、空回りしてしまうこともある。

それでも、「ただいま」と言って帰ってくる。

それでも、「おかえり」と言って迎えてくれる。

この何気ないやりとりが、きっと家族の絆なんだろうと思う。

今日も、娘の「おかえり」で救われた。

仕事でどれだけ失敗しても、社会でどれだけ評価されなくても、

この子の前では“必要とされている父親”でいられる。

「ただいま」って言う理由。

それは、“おかえり”が欲しいからだ。

笑ってくれる誰かが、待っていてくれるからだ。

父親として、夫として、そして一人の人間として。

不器用でも、ちゃんと帰ってきたよって。

今日も、心が折れそうだったけど、それでも帰ってきたよって。

たった一言の「おかえり」が、また明日も頑張ろうと思わせてくれる。

もし、あなたも今夜「帰る場所がわからない」と感じていたら。

どうか、ここで少し立ち止まっていってください。

このブログは、そんなパパの気持ちを置いていく場所です。

あなたの“ただいま”が、ちゃんと届きますように。

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