2025年4月某日。
夜、ふと洗濯機の前で立ち止まった。
「これ、洗濯終わってるよ」
「うん、ありがとう」
…そんなやりとりを、前はもっと自然にしてたはずなのに。
今はどうだろう。
口には出していない。心の中では思っていても、
「ありがとう」という、たった5文字が言えなくなっていた。
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気づけば、夫婦の会話は必要最低限。
朝は慌ただしく子どもを起こし、着替えさせ、保育園へ。
仕事を終えたら、急いで夕飯を準備して、お風呂、寝かしつけ。
そのあとはパソコンの前に座って副業作業。
スマホ越しの世界に集中している間に、気づけば妻は眠っている。
そんな日々が、もう何ヶ月も続いていた。
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娘がふと「ありがとー!」と笑顔で言った。
おもちゃを拾ってあげたときのことだった。
そのひと言が、胸に刺さった。
まっすぐで、飾り気がなくて、優しくて。
「ありがとう」って、こんなにも素直で、こんなにも心をあたためる言葉だったっけ。
それなのに、大人になると照れくさくなる。
日々の忙しさにかまけて、言葉を飲み込む。
「言わなくても伝わってるでしょ」なんて、勝手な言い訳をして。
でも本当は、伝わっていないことの方が多いんだよな。

最近、妻が疲れてるように見えるときがある。
娘を寝かしつけたあと、ぐったりとソファに倒れこむ姿。
その横顔を見て、「俺も同じくらいしんどいよ」と思ってしまった自分がいた。
だけど、そんなときこそ「ありがとう」が必要なんだと思う。
お互い、完璧じゃない。
でも、不完全な中で助け合っているからこそ、
その一言があるだけで、心が軽くなる。
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たぶん、感謝は言葉にしなきゃ伝わらない。
ましてや、家族って一番近くにいるからこそ、
ちゃんと「ありがとう」を言わないと、すれ違ってしまう。
娘の素直な言葉に、ハッとさせられた夜。
今日、帰ったらちゃんと言おう。
「いつもありがとう」って。
家族の中でこそ、大切にしたい言葉だから。

今日もこのブログに、父親としての気づきを綴ります。
誰かに届かなくてもいい。
でも、もし今、同じように感じているパパがいたら──
一緒に「ありがとう」を、もう一度伝えてみませんか。
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