2025年4月某日。
寝かしつけの時間。絵本を読み終えて、電気を消したあと、
娘が布団の中から小さな声で聞いてきた。
「パパ、あしたもくる?」
一瞬、何を言われたのかわからなかった。
でもすぐに、その言葉の意味が胸にずしんと響いた。
“あしたもくる?”
それってつまり、パパは毎日ここにいると思っていなかった、ってことだ。
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最近、仕事が立て込んでいた。
トラブルも重なって、帰宅が遅くなる日が増えた。
夕飯に間に合わず、娘が寝たあとに家に着くこともあった。
それでも「まだ小さいし、わかってないだろう」なんて思っていた。
「パパは忙しいから」なんて自分に言い訳して。
でも、娘はちゃんと気づいていたんだ。
“パパが毎日、ここにいるわけじゃない”ってことに。

「もちろん。パパ、あしたもくるよ」
そう答えると、娘はふぅっと安心したように目を閉じた。
小さな寝息が、規則正しく胸に届いてくる。
その寝顔を見つめながら、俺は心の中で何度もつぶやいた。
「ごめんな」って。
仕事も大事。
家庭を守るために頑張るのも、間違ってないはず。
でも、娘が“来てくれる存在”として俺を見ていたことに、
気づけなかった自分が、情けなかった。
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子どもって、毎日を“あたりまえ”だと思って生きてる。
毎日、おはようって言ってくれる人がいて、
毎日、絵本を読んでくれて、
毎日、おやすみって言ってくれる人がいる。
でもその“あたりまえ”を崩すのも、また親なんだ。
忙しさや疲れで、“今日はいいか”が続いていくと、
いつのまにか子どもは「パパ、またくる?」って聞くようになる。

どんなに疲れていても、
どんなに余裕がなくても、
この小さな寝顔の隣にいようと思った。
「パパ、あしたもくる?」って聞かれて、
「もちろんだよ」って即答できる自分でいたい。
その一言が、自分にとっての原点を思い出させてくれた。
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明日も、帰ってこよう。
絵本を読んで、寝かしつけて、
「おやすみ」と「またあした」を交わせる毎日を守ろう。
それが、俺にできる“いちばん大切な仕事”かもしれない。
今日も、パパの気持ちをここに綴っておきます。
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