2025年5月某日。
雨上がりの午後、公園のブランコに座った娘が、ポツリとつぶやいた。
「パパ、きょう おしごと おやすみ?」
「うん。今日は、ずっと一緒にいられるよ」
そう言いながら、自分の中の“あの日”を思い出していた。
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あの日、俺は娘の目の前で泣いた。
仕事でうまくいかず、上司には責められ、誰からも必要とされていないような気がして。
帰宅後、娘に「パパ だいじょうぶ?」と聞かれて、
「うん、大丈夫だよ」と笑ったけど——
その夜、寝顔を見た瞬間に、涙が止まらなくなった。

あの夜のことは、もう娘は覚えてないだろう。
でも、俺は忘れられない。
“泣いたこと”じゃない。
“泣けたこと”が、救いだった。
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「パパ、つぎ どこいく?」
娘の声に、ふと空を見上げた。雲の切れ間から、陽が差していた。
今も、迷いながら生きてる。
でも、こうやって、少しずつ前に進めてる気がする。

人に認められなくてもいい。
たったひとり、この小さな手に、認めてもらえたなら。
だから俺は、今日も笑おうと思う。
今日もここに、気持ちを置いていく。
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