その“ぱりっ”が、親子の笑顔をうむ。『たまごのえほん』で生まれる、やさしい時間。【絵本の時間 vol.9】

絵本と育児

白いたまご、ぱりっ ぱりっ──

めくると現れる、かわいい“いのち”。

娘がまだ1歳になったばかりのころ、初めてこの絵本を読んだ日。

「ぴよぴよ」「にゅーう」……ページをめくるたびに声があがり、ページの奥からいきものが現れるたびに、その目がキラキラと輝いていた。

「また!」「つぎなに?」と身を乗り出して夢中になる姿に、こっちまで嬉しくなってしまった。

絵本を読んでいるというより、一緒に冒険しているような、そんな特別な時間だった。

🟨 絵本の魅力①:しかけ×誕生のよろこび

『たまごのえほん』は、いしかわこうじさんが描く“たまご型しかけ絵本”。

まるいたまごの形をしたページを「ぱりっ」とめくると、中からいきものの赤ちゃんが登場する。

開くたびに、ひよこ・かたつむり・にょろにょろ──さまざまな“命”と出会える。

この「何が出てくるかな?」というワクワク感は、赤ちゃんだけでなく親にとっても新鮮。

しかけの中に、“誕生のよろこび”が詰まっていて、読んでいるこちらまであたたかい気持ちになる。

🟩 絵本の魅力②:五感で楽しむ仕掛けと音

たまごを開く感覚は、上下左右にひらくページでリアルに再現されている。

「ぶちっ」「ぴよぴよ」「にょろにょろ」……文字だけでなく、音の響きもおもしろくて、親子で声に出すと笑顔があふれる。

開く、めくる、声を出す。

ただ読むだけではない“体験”の要素が、この絵本にはしっかりとある。

しかけが豊かで、何度も読みたくなる一冊。

読むたびに新しい反応が返ってくるから、成長とともに楽しみ方も広がる。

🟦 絵本の魅力③:レビューでも高評価多数!

📖「めくるたびに“わあっ”と驚いて、子どもが喜んでいました」

📖「何の動物が出てくるか、親子でクイズのように楽しめる」

📖「赤ちゃんが自分でめくろうとするので、手の発達にも良さそう」

(※レビュー要約)

絵本サイトや通販サイトでも、多くのママ・パパから好評を得ている『たまごのえほん』。

「楽しい」と「学び」が自然と入り混じった一冊として、読み聞かせデビューにもぴったり。

🟫 まとめ:いのちが生まれる絵本

娘は今でもときどき、「またたまご、よもう?」とこの絵本を持ってくる。

お気に入りのページは決まっていて、「ぴよぴよ」「にょろにょろ」など、真似しながら読んであげると、大きな声で笑ってくれる。

“たまごの中には、なにがいるの?”

そんな問いかけに、わくわくしながらページをめくる。

その瞬間、「いのちが生まれる」よろこびを、親子で自然に感じられるのだ。

忙しい毎日の中でも、こんな風に心がやわらぐ時間があること。

そして、それを絵本が作ってくれていること。

『たまごのえほん』は、親子の“いっしょに笑う時間”をやさしく増やしてくれる、そんな絵本だと思う。

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『たまごのえほん』(作・絵:いしかわこうじ/童心社)

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