名古屋港水族館のミュージアムショップで出会った“イルカえほん”が、娘の小さな世界をまた動かし始めた

家族の思い出

🐬〜前回の続き〜🐬

名古屋港水族館を出た帰り道、僕たち家族は小さな奇跡に出会った。

あの日、パパとママはようやく仲直りをして、久しぶりに3人で笑いながら水族館を歩いた。

イルカショーを見て、ペンギンに手を振って、娘はずっとご機嫌だった。

そして、館内のミュージアムショップ。

そこには、まるでこの日の締めくくりのために用意されていたような絵本が待っていた。

イルカえほんとの出会い

「パパ、これ!」

娘が小さな手で差し出したのは、青い海を背景にした絵本。

表紙の真ん中には、丸みを帯びたかわいいイルカがちょこんと顔を出していた。

それが『イルカえほん』(リーバン・プレイブックシリーズ)だった。

サイズ感としては割とコンパクトで子供でも手で持ちやすい。

そして、何より目を引いたのは“イルカを押すと音が鳴る”という仕掛けだ。

「キューッ!」

ショップの中で試しに押した瞬間、娘の顔がぱっと花のように咲いた。

あの笑顔を見たら、もう買わない理由なんてなかった。

本の特徴と仕掛けの魅力

『イルカえほん』は、音と動きで子どもの好奇心を刺激する仕掛け絵本だ。

対象年齢はおおよそ3歳以上だが、実際には0歳の赤ちゃんでも音に反応して楽しめるという口コミも多い。

• 厚みのあるボードブックで、破れにくく安心

• イルカの部分を押すと“キュー”と鳴る、何度でも遊べる構造

• サイズは約155×155mm、ページ数は14ページほど

• 手の小さい子でもめくりやすいシンプルなデザイン

Amazonのレビューには「子どもが何度も押して遊ぶので、長く使える」「お風呂上がりに必ず読むお気に入りになった」といった声が多く寄せられていた。

一方で「中古で買ったら音が鳴らなかった」といった注意点もあり、購入するなら新品が安心だろう。

読み聞かせがくれた時間

帰宅して、夕飯を終えたあと。

「パパ、これ読んで!」

娘はさっそくイルカえほんを持ってきた。

ページを開くたびに、海の中を泳ぐイルカや、タコ、ペンギン、潮を吹くクジラなどが登場する。

そして「キューッ!」と鳴らすたびに、娘がケラケラと笑う。

「ママも押して!」

「パパもやって!」

家族全員が1冊の絵本を囲んで笑っている光景。

それは、ほんの数日前まで夫婦でぶつかり合っていた日々が嘘みたいに、穏やかで幸せな時間だった。

娘が見せた小さな成長

翌朝。

「パパ、イルカやる!」

まだ眠そうな目をこすりながら、娘は自分でページをめくり、イルカを押して音を鳴らした。

「キューッ!」

その音に合わせて、娘は小さな声で「およいでるねぇ」とつぶやいた。

絵本をただ“見ている”だけだった娘が、少しずつ自分で“読もう”としている。

その変化が、なんだかたまらなくうれしかった。

この絵本を選んでよかった理由

イルカえほんを買ってよかった理由は、大きく3つある。

1. 丈夫で長く使える

厚手のボードで角も丸く、小さな子が乱暴に扱っても安心だ。

2. 音で集中力が続く

イルカの鳴き声が、ただの“読み聞かせ”を“遊び”に変えてくれる。

3. 価格以上の価値

定価は1,200円前後。

それで毎晩、家族の笑顔が増えるなら安い買い物だ。

そして何より、名古屋港水族館で娘と一緒に選んだという“思い出”が、この絵本に特別な意味を与えてくれた。

家族に訪れた変化

「パパ、よんで」

「ママも、いっしょ」

夜、寝る前。

娘は毎晩のようにこの絵本を持ってくる。

その度に、パパとママは顔を見合わせて、少し照れながらも笑う。

数週間前、僕たちは小さなすれ違いで何日も会話を減らしていた。

でも今は、たった1冊の絵本を通して、家族がまたひとつに戻りつつある。

小さな絵本がくれた、大きな幸せ

僕はこの絵本を通して、改めて気づかされた。

子どもにとって大切なのは、立派な教材や高価なおもちゃじゃない。

家族が一緒に笑いながら、同じページをめくる時間。

その時間が、娘の心を育て、夫婦の関係を修復してくれる。

「パパ、キューして!」

娘がそう言うたびに、僕はこの絵本を買った日のことを思い出す。

あの水族館で、3人で笑いながら過ごした、かけがえのない一日を。

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これからも続く“絵本の時間”

絵本は、ただの本じゃない。

家族の思い出を重ねるキャンバスだ。

きっとこれからも、娘の成長に合わせて違う絵本が増えていく。

でも、この『イルカえほん』だけは特別な1冊として、ずっと本棚の一番目立つ場所に置きたい。

今夜もきっと、娘は言うだろう。

「パパ、イルカよもうね」

そのたびに僕は、胸の奥で小さく「ありがとう」とつぶやく。

そして、次へ。

こうして「パパの悩み日記第一章」の物語は終わる。

だけど、ここからが本当のスタートだ。

次回からは、ついに「40記事目」。

パパの悩み日記は、“副業ナイトパパ”として本当に書きたかった記事に挑んでいく。

育児だけじゃない、仕事、家計、そして夢――

これまでの経験をすべて詰め込んで、新しい物語を紡いでいくつもりだ。

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※本記事は実体験をもとに再構成したエッセイであり、プライバシー配慮のため日付や細部を一部ぼかし、理解を助ける目的で時系列や表現を調整しています。

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