Wordの基礎Ⅰ-②|Wordの基本操作

Word

みなさんはWordを使っていて、

「文書をうっかり消してしまった!」「同じ文を何度も入力して面倒…」「記書きの文書ってどう作成するの?」

と困ったことはありませんか?

本記事では、Wordの最も基本的な操作をまとめて解説します。

初心者の方が最初に覚えておくと、一気に作業効率が上がります。

本記事の内容
  • 操作前の状態に戻す方法(元に戻す・やり直し)
  • 文字をコピー・貼り付け・切り取りする方法
  • 再変換の使い方
  • あいさつ文・記書き(別記)など自動入力の便利機能


※筆者は Microsoft Office Specialist(Word・Excel・PowerPoint)、Microsoft Office Expert(Word・Excel)資格保有者です。

パソコン教室に通わず独学で合格した経験を活かし、誰でも理解できるように解説します。

この記事を読めば、Word初心者でも「もう操作に迷わない!」という状態を目指せます。




操作前の状態に戻す方法

Wordで作業していると、「間違えて削除した!」「さっきの状態に戻したい!」という瞬間があります。

そんなときに使うのが、[元に戻す]ボタンです。

元に戻すボタンの使い方

1. クイックアクセスツールバーの左上にある「左回り矢印(元に戻す)」をクリック。

2. クリックするたびに、1つ前の操作に戻せます。

もし戻しすぎた場合は、**[やり直し](右回り矢印)**をクリックすればOK。

💡 ショートカットキー

• 元に戻す → Ctrl + Z

• やり直す → Ctrl + Y

この2つは頻繁に使うので、キーボードショートカットで覚えておくとスピードが格段に上がります。




文字をコピー・貼り付けする方法

同じ文面などを繰り返し使うとき、毎回入力していたら時間がもったいないですよね。

そんなときに役立つのがコピー&貼り付け機能です。

手順

1. コピーしたい文字をドラッグして選択。

2. 《ホーム》タブ → [コピー]をクリック。

3. 貼り付けたい位置にカーソルを置き、[貼り付け]をクリック。

これで、同じ内容を複製できます。

💡 ショートカットキー

• コピー → Ctrl + C

• 貼り付け → Ctrl + V

コピーと貼り付けは「セット」で使うのが基本です。




文字を切り取って移動する方法

コピーではなく「移動」させたいときは、切り取りを使います。

コピーとの違いは「元の文字が消える」点です。

手順

1. 移動したい文字を選択。

2. 《ホーム》タブ → [切り取り]をクリック。

3. 移動先にカーソルを置き、[貼り付け]をクリック。

💡 ショートカットキー

• 切り取り → Ctrl + X




「コピー」と「切り取り」の違いを確認しよう

操作動作元の文字は?
コピー内容を複製して別の場所に貼り付け残る
切り取り内容を移動させる消える



Word初心者の多くが混同する部分ですが、この違いを理解しておくと確実に使い分けできます。




再変換の使い方

入力した日本語を間違えたとき、削除して打ち直していませんか?

Wordには「再変換」という便利な機能があります。

再変換手順

1. 変換を間違えた単語をドラッグして選択。

2. Shift + F10 または右クリック → [再変換]をクリック。

3. 正しい候補を選び直すだけ。

これで、打ち直しの手間が省けます!




一般的な文書を作成する基本構成

Wordで案内文などを作成する際の一般的な構成は次の通りです。

1. 発行年月日

2. 宛名

3. 差出名

4. 件名

5. 本文

6. 記書き(別記)

文書全体を整理して構成を決めると、見やすく信頼性のある書類が作れます。




あいさつ文を効率よく入力する方法

Wordには定型のあいさつ文を簡単に挿入できる機能があります。

「拝啓」「時候のあいさつ」「感謝の言葉」などを自動で組み合わせてくれるので、時間の節約になります。

あいさつ文の挿入手順

1. 挿入したい場所にカーソルを合わせる。

2. 《挿入》タブ → [あいさつ文の挿入]をクリック。

3. 「あいさつ文」ダイアログボックスで月・時候・安否・感謝の内容を選択。

4. [OK]をクリックすると自動挿入されます。

例:(12月の場合)

拝啓 深冷の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。

定型文が整っているので、失礼のないビジネス文書がすぐに完成します。




頭語と結語を自動で入力する方法

文書の冒頭や締めでよく使われる「拝啓」「敬具」なども、Wordなら簡単に自動入力可能です。

手順

1. 「拝啓」などの頭語を入力。

2. スペースキーを押すと、対応する「結語(敬具)」が自動的に入力されます。

💡 これは「入力オートフォーマット」という機能で、対応する語句を自動で挿入してくれます。




記書き(別記)の入力方法

文書の末尾で「日時」「会場」「会費」などを整理して書くときは、

「記」と「以上」をセットで入力します。

記書きを自動で作成する手順

1. 本文の最後にカーソルを合わせる。

2. 「記」と入力してEnterキーを押す。

3. 自動的に「記」が中央に配置され、下に「以上」が入ります。

その間に、具体的な内容(日時・場所など)を記入すればOKです。

例:

日時:12月3日(水)18時〜  

会場:ウルフホテル  

会費:3,000円  

以上

💡 Wordが自動的にレイアウトを整えるので、見た目もきれいです。


「記書き」や「あいさつ文」を編集する

もし挿入したあいさつ文を自分の言葉に変えたいときは、

「あいさつ文」ダイアログボックス内で任意の文を削除・追加してOKをクリックすれば反映されます。

Wordは定型文のカスタマイズにも柔軟に対応しており、会社のフォーマットにも応用可能です。




ショートカットまとめ

操作内容ショートカットキー
元に戻す操作を1つ前に戻すCtrl + Z
やり直す戻した操作を再実行Ctrl + Y
コピー選択した文字を複製Ctrl + C
貼り付けコピー内容を挿入Ctrl + V
切り取り選択文字を移動Ctrl + X




まとめ|Wordの基本操作は「慣れ」がコツ!

最初は難しそうに見えても、次の4つを覚えるだけでWordは格段に使いやすくなります。

1. 元に戻す/やり直す

2. コピー&貼り付け

3. 切り取りと再変換

4. あいさつ文・記書きの自動入力

慣れるほどに、「仕事が早い人」へと変わります。




✅ 注意事項

  • 本記事はMicrosoft Wordの基本操作を初心者向けに解説した内容であり、YMYL(お金・法律・医療など)の要素は含まれていません。
  • すべての操作はWord 2016以降のバージョンで共通して使用可能です。




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